海外ドラマガイド

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ナイト2000プロトタイプ(K.A.R.R.)

K.A.R.R.(カール)とは、K.I.T.T.同様に高度な人工知能を搭載したナイト2000のプロトタイプ。
正式名称はKnight Automated Roving Robot。「自分で走り回れる車の原型モデル」として、K.I.T.T.より先に開発された。K.I.T.T.の基本プログラムにおける最優先事項が「人間(特にマイケル)への奉仕および命の遵守」であるのに対し、K.A.R.R.のそれは「自己の保存」であり、ほとんど野生の動物の本能に近い(デボンによれば、「実弾の入った拳銃をおもちゃにしている子供のようなもので、いつ引き金を引くかは時間の問題」とのこと)。
自分を守るためならば乗車しているパイロットをも躊躇なく犠牲にしてしまうことから、K.I.T.T.とは正反対の存在といえる。ウィルトン・ナイトはK.A.R.R.のプログラミングに欠陥がある事に気付いてはいたものの、後にマイケルを一度死の淵に追いやる事となるタニヤとザッカリー一味によって、自身が所有する会社が倒産させられた矢先の事であり、更に自身の身体が既に病魔に冒されていた事、新たなドリーム・カーを製作する事および自らの後継者を探す事にかかりっきりとなり、結果としてK.A.R.R.は放置される事となった。
デボンは、ウィルトン・ナイトがK.A.R.R.を既に解体したものと誤認していた。その後K.A.R.R.は、ナイト工業博物館の3番研究室に完全に機能を停止した状態で放置されていたが、お宝を目当てにナイト工業博物館に忍び込んだ2人組の泥棒・トニーとレブによって誤って再起動させられ、2人を乗せて逃亡する。基本的なデータはインプットされているものの、全くの初期状態であったK.A.R.R.は初めて直面した社会に順応できず、更に「自己保存」の基本プログラムに従い行動するため行く先々でトラブルを起こす。
自分を生き返らせてくれたトニーとレブに協力して銀行や美術館を襲撃し、またスキャナーの調整のためにボニーを誘拐する等の悪事を働くが、その中で自分と同等の外見と性能を持つK.I.T.T.の存在を知る。
K.I.T.T.を「自分に似せて作られた亜流のコピー」と考えるK.A.R.R.は、オリジナルである自分の優位性を証明するためK.I.T.T.に対決を挑むが、両者の基本プログラムの違いを利用して正面から突っ込んで来るマイケルの機転に負け、自己保存を優先させて急ハンドルを切ったものの、海岸へと続く断崖から落下し爆発してしまう(第1シーズン第8話「激闘!善と悪2台のナイト2000」)。なお、このエピソードは日曜洋画劇場『ナイトライダー6』の後半1時間部分として放送され、以後、このエピソードのみの再放送はされていない。





二度目の登場はそれから2年後の夏、宝探しに夢中のカップル・ジョンとマンディがある海岸で砂に埋もれたK.A.R.R.を掘り起こしたことから始まった。最初の登場では全くの初期状態であり社会に順応できずにいたK.A.R.R.も、この時は「駆け引き」を身につけており、勤務先であるボート修理工場を手に入れたいという夢を叶えてやる事を餌にして、オーナーとなったジョンの心理を巧みに操った。その際、K.A.R.R.はジョンの雇い主である工場経営者・エディがペースメーカーを使用している事をスキャナーで知り、ペースメーカーを誤作動させてエディに心臓発作を起こさせ、工場がジョンのものになるよう仕組んだと思われる描写があったり(後にジョンからエディを紹介された際、「ペースメーカーの調子は?」と尋ねてエディを驚かせている)、ジョンの声色を使ってマンディを人質に取り、車内の温度を上げてジョンを脅す(当初は車内の空気を抜いて真空にし、マンディの体を破裂させようと考えていた)といった、目的の為なら手段を選ばない冷酷な一面も見せた。
この再登場時の中盤では、K.I.T.T.との対決に備えて財団のトレーラーを襲撃し、ボニーにアルファ回路の調整や、自分に対抗するために用意されていたレーザーの取付けをさせている。また、これ以降は(K.I.T.T.と区別するため)2トーンカラー(ブラックとシルバー)の「強化外装」となっている。
自分を追うマイケルとK.I.T.T.には、自分の足取りをわざと残して誘い出そうとする狡猾さも見せており、エディがもちかけた金塊輸送トラック襲撃を利用してマイケルとK.I.T.T.に再び対決を挑む。K.A.R.R.はレーザーで攻撃するが、マイケルが切り札としてK.I.T.T.に取り付けた強力反射板によってレーザーをはね返され、スキャナーに被弾する。最後は、K.I.T.T.とのターボジャンプによる空中戦に敗れ、バラバラに破壊されてしまうが、K.A.R.R.そのものはまだ機能を停止していなかった(第3シーズン第5話「悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!!」)。





自分が製作されたその直後に新たなナイト2000を製作したナイト財団、とりわけウィルトン・ナイト、K.I.T.T.、マイケルに対しては憎悪と言っても過言ではない感情を抱き、虎視眈々と復讐の機会をうかがっていた。K.A.R.R.にとって、ウィルトン・ナイトは「自分をこの世に生み出しながら、すぐに消し去ろうとした憎い人物」であり、新たなナイト2000となったK.I.T.T.は「自分の存在を全否定した亜流のコピー」であると思っていることから、K.A.R.R.とK.I.T.T.双方にとって相手がこの世にあってはならない存在として映った。更にマイケルは、K.I.T.T.と共に自分を倒そうとする敵として認識しており、二度目にして最後の対決時には、「これで最後だマイケル・ナイト!」と名指しで敵愾心を露わにしていた。

K.A.R.R.の外観・基本的機能は、K.I.T.T.とほぼ同等の性能を有するが、両者の基本プログラムの違いにより互いのAIの思考は大きく異なる。同じボディーでありながら、過去に2度登場するそのいずれも、K.I.T.T.との対決に敗れている。

K.I.T.T.とK.A.R.R.を見分ける事は、第3シーズンの再登場ではずいぶん容易になったものの、初登場時には容易に外観の見分けが付かなかった。インテリアは第1シーズンの「前期型」となっており、口の動きを表現する部分のLED配列と発光色(黄色)がK.I.T.T.と異なるのみ。再登場時にはスキャナーの発光色も赤から黄色に変更され、ライセンスプレートも追加されていた。

登場回数がシーズンを通して二度のみにもかかわらず、そのインパクトの強さや見事な悪役っぷりから、K.A.R.R.のファンは多く、わざわざ2トーンカラーの外装をレプリカしているオーナーもいるほどである。

K.A.R.R.の声は初登場時はピーター・カレン(Peter Cullen)。再登場時はポール・フリーズ(Paul Frees)が担当。日本語吹替えはどちらも麦人が担当した。









登場人物

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シーズン



ナイト2000(K.I.T.T.)

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ナイト2000プロトタイプ(K.A.R.R.)

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