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全米視聴率No.1の余裕で、『CSI:科学捜査班 シーズン5』はさらに風変わりで凶悪、同時にさらにパーソナルな方向へと進んでいる。「凶暴な躾け」はキャサリン・ウィロウズ(マージ・ヘルゲンバーガー)とウォリック・ブラウン(ゲイリー・ドゥーダン)の間に、キス寸前という初めてのロマンティックな瞬間が訪れる。これについては、特典のコメンタリーと撮影裏話で注目の瞬間として、詳細に語られている。この冒頭のつかみのあとは、いつものシリーズに戻り、これまでになかったほどの凄惨な犯罪がいくつも描かれていく。「王様の秘密」では裕福な中年男性が殺害され、彼には成人向けの“保育室”で赤ん坊として過ごす性癖があったことが明らかになる。「冷たい街」ではボディービルの個人インストラクターの顔が、自宅に発生した毒性のあるカビのために内側から食い破られる。「制御不能」では、10代の少年がおねしょをしたことを弟に言いふらされて、弟を殺害する。本シーズン最大の変化はホームラン級だ。新たに代理局長となったコンラッド・エクリー(マーク・ヴァン)がチームを分割するのだ。さらにウィロウズを遅番の主任として、彼女とサラ・サイドル(ジョージャ・フォックス)とに軋轢を生じさせる。また、エクリーは新メンバーのソフィア・カーティス(ルイーズ・ロンバード)を加えて、ギル・グリッソム(ウィリアム・ピーターセン)のチームをいびる。 ほとんどの事件でどちらにしてもチームはふたつに別れるので、この人事は番組のペースを乱すことはない。だが、策略家で体面を気にするエクリーと、チームを守ることに心血を注ぐグリッソムとの間には、たしかに新たな確執を生むことになる。一方、他の事件はサイドルやウィロウズのプライベートな闇をさらに濃くすることになる。シーズンの最終エピソードはアクション満載の前後編で、監督クエンティン・タランティーノの如才ない手腕が発揮される。拉致され、刺されると強い痛みの走るアリと生き埋めにされるニック・ストークス(ジョージ・イーズ)に焦点をあてたエピソードだ。このエピソードはこれまでになかったほどの感情がうずまく出来で、チーム全体がひとつにまとまっており、だからこそ、今でもこのドラマがNo.1なのだと見せつける仕上がりだ。(Amazonより)
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