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少数与党である民主党政権であることもあり、 苦戦しながらも様々な問題に立ち向かう大統領とそのスタッフ達の活躍が描かれている。 シリアの米軍輸送機撃墜/銃器規制問題/連邦最高裁判事の指名・ 上院での承認問題/死刑問題/政治資金規正法問題/首席補佐官の アルコール依存症問題/娘と秘書の交際をめぐる人種問題などの 様々な問題がドラマの中で描かれた。 そして人種問題を発端に大統領が狙撃されるという事件がおきてラストを迎える。 (Wikipediaより) この真実の番組の連勝は、4年目に入った。多くの長寿番組と同じように、 「ザ・ホワイトハウス」は避けられない問題に直面している――役者のひとりが降板を申し出たのだ。しかしこの番組はロブ・ロウの退場を余裕を持って演出し、ダメージになりかねかった(少なくとも突然の)出来事を強みに変えた。今シーズンは、3人のスタッフが中核地域で孤立する(ほとんど笑いのために演じられている)ところから始まり、前シーズンの撮影よりずっと力強くドラマティックな緊迫場面で終わる。 その間にはさまれる20の素晴らしいエピソードには、このシリーズのトレードマークとも言えるウィットと速い展開が見られ、すべてのキャストに素晴らしい瞬間を用意するという、神業のような配慮がある。選挙が近づき、ホワイトハウスはのるかそるかのディベートなど、最後の猛攻撃に備える。 アフリカでは恐ろしい大量虐殺が起こり、バートレット政権の行く先を変化させ、密かな暗殺が、シーズンの終わりまで影響を残す。また、毎年おなじみとなったフラッシュバック・エピソードもある。 今回はホワイトハウスでの初日だ(キャサリン・ジューステンがランディンハム夫人役で登場し、ほっとさせてくれる)。 また、最初のエピソードは主にホワイトハウスの外が舞台で、C・J(アリソン・ジャネイ)が高校の同窓会でオハイオに帰り、アルツハイマーの兆候を見せ始めた父親(ドナルド・モファット)を訪ねる。 ロウが演じていたサム・シーボーンは時のはずみで新しい運命を歩き始め、やがてその気迫に彼自身が圧倒された人物に取って代わられる――頭は非常に切れるが悩みを抱える選挙マネージャー、ウィル・ベイリー(ジョシュ・マリーナ。 クリエーター、アーロン・ソーキンの「スポーツナイト」でよく知られる)だ。 彼は、物語の上でもシリーズにとっても、「ザ・ホワイトハウス」にぴったりの人物だ。この番組の成功の一端はその継続性にあり、高い才能のあるゲストスターの存在が、このドラマの長寿に多大な貢献をしている。 メアリー・ルイーズ・パーカーやジョン・エイモス、マーリー・マトリン、ティム・マティソン、ティモシー・バスフィールド、リリー・トムリン、アンナ・ディーヴァー・スミス、ロン・シルヴァーなどだ(この顔ぶれだけでも立派な番組ができそうだ)。1回だけ登場するゲストスターは、フル活用される。 1話だけ出演したクリスチャン・スレーター(ドナに好かれる海軍武官の役)は、 3話を結ぶ弧の役割を果たす。マシュー・ペリーはエミー賞候補にもなったその演技力でシーズンの最後の弧で鍵となる役を演じる。このシーズン4は、クリエーターで脚本家でもあるソーキンと、プロデューサーでディレクターでもあるトーマス・シュロームが手がけた最後のシーズンとなった。そして4年連続のエミー賞最優秀ドラマ賞を受賞して終わった。このシリーズが快進撃を続けたことに驚き、怒りさえ覚えた人たちも多かった。 おそらく4年前ほど時代に合ってはいなかったかもしれない。しかし、論より証拠――番組はシーズンの終わりまで高尚な雰囲気を失わなかった(Amazonより) ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン1 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン2 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン3 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン4 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン5 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン6 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン7 海外ドラマガイド |
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