|
前シーズンのクリフハンガーで銃撃された大統領や瀕死の重傷を負ったジョシュの物語から始まる。バートレット大統領が、大統領候補だった頃、今いる主要スタッフが選挙に加わっていく回想シーンがこの物語の背景を伝えている。そして大統領らが見事回復して、同情票から中間選挙で勢いに乗ろうとするが、共和党の議席を奪えず結果的に負けてしまう。2002年の大統領選挙が迫ってきており、大統領は3回目の一般教書演説で大成功を収め再選への道を進む一方で、共和党もホワイトハウス奪還に向けて攻勢を強めてくる。大統領はファーストレディに再選をしないという1998年出馬前の約束を持ち出され困惑する。大統領は多発性硬化症という難病にかかっていて、大統領選挙前から就任した後まで、国民やスタッフ達に隠していた。そして、子供の頃から世話になっている秘書ランディハムさんの急死を乗り越え、テレビの生放送で多発性硬化症にかかってると告白した大統領。現大統領の病歴詐称そして告白という、類を見ない事件の衝撃が国中を覆い尽くす中、大統領は記者会見でわざと、再選について質問するだろう記者を指名。そして案の定、記者から「再選に打って出るのか?」と聞かれた大統領は、決意)のほどをボディランゲージで示す(この動きが何を意味するか、ランディハムさんとの出会いの回想シーンではっきりと示されている (Wikipediaより) 『ザ・ホワイトハウス』の第2シーズンは、第1シーズンの最後の場面を引き継ぐかたちでスタート。愛国的センチメンタリズムがしばしの間展開した後、民主党政権下にあるホワイトハウスのスタッフの日常描写で相変わらずレベルの高いところを見せてくれる。前後編に分かれたオープニング・エピソードはバートレット大統領(マーティン・シーン)の暗殺未遂事件直後を描いており、不安げに容態を見守る周囲の様子とバートレットが大統領選に出馬したときの回想が交錯する。ほかのハイライト・エピソードも、まったく退屈する暇がない。たとえば第10話「クリスマスキャロル(Noel)」では、アラン・アーキン扮する精神分析医の強制的な指導を受けて、ジョシュ・ライマンが心的外傷によるストレス障害と闘う。また、バートレット大統領が悲劇的な自動車事故の後にラテン語で神をののしるエピソードもある。 それ以外の新展開としては、まずエインズリー・ヘイズの登場が挙げられる。共和党の若手アナリストである彼女は、テレビの討論番組でサム・シーボーン広報部次長(ロブ・ロウ)を論破(彼の同僚いわく「サムが女にケツを蹴られてるぞ!」)。その実力を買われてバートレット政権に雇われる。それから、大統領が多発性硬化症を患っていることが発覚。そんな中、第13話「ファーストレディーの憂うつ(Bartlet's Third State of the Union)」で大統領が再立候補の意思を見せると、彼とファーストレディ(ストッカード・チャニング)の間にわだかまりが目立ち始める。やがて、バートレットがみずからの病を公表せざるを得ない事態に。側近たちは、この事実を冷静に受け止めると同時に、通常どおり国内外で発生する数々の事件に対処しなければならない。そんな状況では、もちろんプライベートを楽しむ暇など一切ない。ハイチとコロンビアの危機、しぶとい議事進行妨害、衛生局長官の麻薬問題についての率直すぎる意見表明などが彼らを悩ませる。しかし、第12話「仲間はずれ(The Drop-In)」で名キャラクターのジョン・マーベリー卿(ロジャー・リース)が顔を見せ、レオ・マクギャリー主席補佐官をメチャクチャに振り回すくだりは実に楽しい。 ここに収録されている各エピソードは、感傷的な音楽と大統領府に対する過剰なまでの敬意が玉にキズだが、ストーリーとセリフは第一級の出来ばえ。ウィットに富んだスタッカートや堂々たる重アクセントが駆使され、まるで名作曲家の仕事ぶりさながらだ。政治的陰謀が急ピッチで繰り広げられ、正義を行なわんとする立派な人々は報われることの少ない努力を続ける。『ザ・ホワイトハウス』は、まさしく史上最高のテレビ・ドラマのひとつだ。(Amazonより) ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン1 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン2 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン3 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン4 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン5 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン6 ザ・ホワイトハウス(The West Wing) シーズン7 海外ドラマガイド |
||||||||||||||||||||||||||||||||||